投稿日:2012年08月20日
お盆休みは皆さん有意義にお過ごしされたでしょうか。
弊社も業務も詰まっている状態ではあるのですが、この時期の屋根仕事の過酷さは
想像以上に過酷である為、お休みを頂いておりました。体力回復に努めながら、今週より
工事も再開となります。
杉並区での施工から今週は開始致します。25年経過した弊社施工の屋根なのですが、
お客さまからのご要望により、既存の屋根と同質の防災瓦を使用して高耐久工法にリニューアル
します。最近の屋根工事で多く使用されている、南蛮漆喰が土台ではなく、弊社製造の三州粘土を
使用した物件です。南蛮漆喰の類や、市販の粘土は10年経過とともに風化していく傾向にあります。
これは、主たる構成成分の粘土材劣化が大きな要因です。現在は配合等により改善されていますが、
やはり簡単に扱える製品は、長い目で見ると耐久力に差が出るようです。
既存屋根を撤去してみると、土台粘土の状態も今だ現役でした。

弊社の粘土は、三州の瓦メーカーに卸している窯業用の粘土を取り寄せ、自社配合して
使用しております。費用も手間もかかりますが、このように年数が経過しても他の屋根材に
見られる、豆腐のように崩れる事はありません。
皆様のお住まいをお守りする大切な屋根には、全ての素材を吟味してから最良の材料を使用
しております。永く安心してお住まい頂く工夫、全ての屋根に組み込んでいます。